ウェーバーのBBQグリル「ジャンボジョー」を使ってDIYで自作ピザ窯を作ってみた
温かくなり休日は家族でキャンプやBBQをする機会が増えてきました。
先日、愛用のBBQグリル[「ジャンボジョー」をピザ窯としても使えるようにDIYでピザ窯ユニットを作ってみたのですが、思いのほか良かったので紹介したいと思います。
WEBER(ウェーバー)「ジャンボジョーグリル」とは
と、ピザ窯の説明をする前に「ジャンボジョーってなに?」という人も多いと思うので簡単に説明しておきます。
ジャンボジョーはアメリカのウェーバー社が作るバーベキューグリルです。
日本のホームセンターなんかで売ってるグリルと違うのは、フタが付いているので蒸し焼きなど様々な調理ができるということ。
分厚い肉でも蒸し焼きにすることで火が中まで通るし、スモークウッドを使って燻製もできてしまう優れものです。
日本の薄っぺらいグリルと違って、ホーロー製で頑丈、高熱にも耐えられるので、我が家ではキャンプの時に焚火台としても使うことも。
そしてこの高温でも耐えられて、フタが付いているという特徴を生かしてピザ窯に改造してしまおう、というのが今回の企画です。
ピザ窯がほしい理由
ピザって買うと高いし、生地をこねたり具材をトッピングしたりと親子で楽しめるので、我が家ではたまに生地から自分達で作っています。
ウェーバーのグリルは優秀なので、ピザストーンさえあれば普通に蓋を閉じておくだけでもそれなりにピザを焼くことができます。
ただし本格的なピザ窯ではないので、1枚焼くたびに蓋を開ける必要があるため中の温度が下がってしまい、次のピザを焼くためにはあたためなおさないといけません。
これが結構時間がかかるので食べ盛りの子どもがいる我が家では、需要に対して供給が追い付かず、子ども達にせかされながら焼く羽目になっていました。
それからグリルの中でピザを回転させることができないので、焼き加減にムラがでることもあります。
そんな理由から以前からピザ窯がほしいなぁと思っていました。
市販のピザ窯
ピザ窯というとレンガを積み上げたような大きなものを想像してしまいますが、市販品でもいろいろと販売されています。
何度か買おうと思ったこともあるのですが、我が家ではウェーバーちゃんが倉庫の結構なスペースを占拠しているので置場に困るし、どの程度耐久性があるかも疑問なので今まで購入には至っていませんでした。
ウェーバー用のピザ窯ユニット
ウェーバー純正でもグリル本体と蓋との間に取り付けることでピザ窯になるケトルピザというキットが発売されています。
これなら倉庫でもそれほどスペースをとらないので良いのですが、問題はそのお値段。
なんと4万オーバー。ジャンボジョーが3つくらい買えてしまいますね(汗)
さすがにそこまでお金はかけられないので、なんとか自作できないかと模索しているときに見つけたのがこちらの記事。
1万円以下でできる!ウェバーでピザ窯を超簡単に自作する方法。 – とりあえず家族は見ないで!!ブログ
なんとステンレス板を使って純正と同じ形状のピザ窯ユニットをDIYで製作されています。
すごく親切に図面や材料の購入先まで書いて下さっているし、作り方もイラスト付きで解説していただいているのですごくわかりやすい。これならDIY初心者の自分でもできそうです。
早速材料を調達して真似させていただきました。
ピザ窯ユニットを製作
一番大変な図面を引くところを先ほど紹介したブログで紹介してくださっているので、自分でするのは、
・材料を購入する
・図面に従って電動ドリルで穴をあける
・ネジとボルトで固定する
といった簡単な作業だけです。
47センチのジャンボジョーの直径にぴったり。
ハンドルも取り付けて機能的には純正キットと遜色ありません。
持っていた温度計を差し込んで完成!
DIY初心者のぼくでも2時間くらいで作ることができたので誰でも簡単に出来ると思います。
それでもやっぱり少し敷居が高いという人にはサードパーティ製のピザ窯用アタッチメントも売られているので、こちらを試してみてもいいかもしれませんね。工具も1から揃えるなら多分こっちの方が安いです。
その他に準備したもの
今回あらたにピザストーン1個と、ピザピールをアマゾンで注文しました。
ピザストーンはこれまで丸型の物を使っていましたが、デロンギの四角形のものにしてみました。
直径47センチのジャンボジョ―に対して、ピザストーンが26センチ×24センチ
届くまでは少し小さいかなと思ったけど、実際に配置してみたら丁度よく、ストーンの周りに適度に隙間が空いているのでグリル全体に熱がまわってくれました。
実際に焼いてみた
週末さっそく使ってみました。
生地はぼくが事前に準備。
丸く伸ばしたり、具材をトッピングするのは簡単なので子供にやらせました。
最初の一枚は、炭をストーンの真下に配置したためピザの裏側が焦げてしまったけど、真下を避けてストーンの周りに配置するように変えたら焦げずにうまく焼くことができました。
釜の温度は300度以上になるため、数分で焼き上げることができ、具材の水分が生地にうつらないので、カリカリ、フワフワの焼き上がりでおいしかったです。
ただ少しピザというよりピザパン的な感じになってしまったので、生地の作り方、温度管理を含めた焼き方をいろいろと研究してみたいと思います。
ピザづくりの技術の問題は置いておいて、ピザ窯としては大成功。一枚焼くたびに窯の温度を上げ直さなくて良いのは本当に楽でほとんど待ち時間もなく連続で3枚を焼きあげることができました。
途中で炭が足りなくなり温度が下がってきましたが、持ち手を持てば網ごと持ち上げられるので炭の追加も簡単です。
購入していたピザピールも今回作った釜にちょうど良い大きさで、釜の中でピザを回転させる作業もやりやすかったです。
ピザ窯に向いているウェーバーグリルの種類
ウェーバーのグリルには様々なモデルがあるのですが、大きく分けると以下の2つのタイプがあります。
タイヤが付いているオリジナルのチャコールグリルシリーズ
タイヤが無くコンパクトなスモーキージョーシリーズ
大きさは、チャコールグリルが直径47センチと57センチの2種類
スモーキージョーが直径37センチとなっています。
タイヤ付きのチャコールグリルは置き場に困る方も多いと思うので、コンパクトなスモーキージョーシリーズの方が日本の家庭には合っていると思いますが、取り回しが良い反面、ピザ窯にするにはサイズが小さく使いづらいです。
しかもウェーバーってオプションで色々な調理補助の道具が出ているのですが、ほとんどがオリジナルのチャコールグリル用に作られているのでせっかくのオプションが使えないというデメリットがあります。
そこでおすすめなのがぼくが使っている「ジャンボジョー」というモデル。
スモージョーシリーズ同様タイヤはついてないですが、直径47センチとチャコールグリルと同じサイズなので、ピザ窯としては丁度良い大きさ。
もちろん様々なオプション品が使えるし、コンパクトなスモーキージョーシリーズでは難しい鶏の丸焼きなんかもできてしまいます。
しかもスモーキージョーシリーズはモデルによって灰受けか、持ち手のどちらかしかついてないのですが、ジャンボージョーには両方とも付いています。
ピザ窯計画を抜きにしてもウェーバーのグリル買うならジャンボジョー一択だと個人的には思います。
おわりに
生地からピザをつくるだけでも達成感があるのですが、ピザ窯から自作して焼いたピザは格別でした。
子どもも喜んでくれるし美味しいしこれは作ってみて本当によかったです。
しばらく週末はピザをもっと上手に作れるように研究してみようかな。
みなさんもぜひやってみてくださいね。
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