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ときめく道具を使おう。ぼくが選ぶ「本物」の釣り道具。


最近、松浦弥太郎さんという方の「日々の100」という本を読みました。

「暮らしの手帳」という書籍の編集長を長年務められた著者が、生活のそばに置き、大切にしている品物について書いたエッセイなのですが、

値段に左右されず自分が良いと思ったものを長く使い続ける、という姿勢がすごくかっこよくて、自分も釣り道具を選ぶときは丁寧に一つ一つこだわって選んでいきたいと考えさせられました。

釣り道具も拘りぬいた本物を

で、自分の身の回りの釣り道具を見てみると、あまりよく考えずに勢いで買っちゃってるモノって結構あるんですよね。

急遽必要になったモノや、衝動的に買ったモノなど、今思えばなんでこんなの買ってしまったんだろうというような失敗もたくさんあります。

そういった失敗を糧に、最近は多少値段が高くても本当に気に入った道具、愛着をもって何度も修理しながら長く使い続けることができる道具を選ぶように心がけています。

少しずつですが自分の中で本当に気に入ったもの、一生使えるような定番の道具も増えてきました。

定番、スタンダードな道具を求めて

流行りものってその時はいいんだけど長く使っていると飽きてしまいますよね。

でもいわゆる定番と言われるような製品は、派手はないけどシンプルなのでメンテナンスをしながら長く使うことができます。

今日はぼくの所有する道具の中からこれは定番といえる道具を紹介してみたいと思います。

シマノ「ステラ」


最初に紹介したいのが言わずとしれたシマノのハイエンドスピニングリール「ステラ」です。

ぼくが所有しているのは07ステラなので購入してからすでに10年が経過しています。

今も昔もステラと言えばスピニングリールの最高峰、ずっと憧れ続けたこのリールを小遣いを貯めてようやく手にしたときの感動は今でも忘れられません。

ただ、以前の記事でも書いたのですが、ようやく手にしたステラなのですが、実際使ってみるとなんとも言えない不自然さを感じてしまったんですよね。

というのも傷つけたらどうしようという思いが先にきて、道具として使いこむことができませんでした。

それから数年はせっかく買ったステラはサブ機となりずっと使っていたルビアスをメインで使い続けるという本末転倒ぶり。

分相応に高価なリールを手にして思ったのは、機能云々というよりも自己満足だなぁということでした。

そんなステラですが10年という月日を経て、最近はようやく徐々に自分の道具として使い込むことができるようになってきたという感じがあります。

背伸びして買った道具たちがだんだんと自分にしっくりあい、欠かせない道具に変わっていく、そんな変化を楽しめるのも道具の面白い所なのかもしれません。

そう考えると若い時にちょっと無理して身の丈に合わない道具を買うのもありなのかなぁと最近は思うようになってきました。

シマノ「メタニウム」


続いては、シマノのベイトリールメタニウムMg

これも10年ほど前に買ったものなのですが、最初に買ったハイギアモデルのMg7が気にいったので、ノーマルギアのMgも追加して、現在は2機所有しています。

シマノのリールは地味で、ダイワのまるでレーシングカーのようなスポーティーなデザインに浮気したくなることもあるけど、このシンプルさこそがシマノのデザインの良いところ。

シンプルで特別目立つことがないかわりに、年数が経っても飽きずに使い続けることができます。

最近はデジタル制御のDCモデルもあるけど、こいつにはそういった電子制御的な機構は一切入っていません。

でもまるでマニュアルのスポーツカーのように自分で操作している実感が得られるので使っていて楽しいし、メンテナンスもしやすいところも気に入っています。

夜な夜なウィスキー片手にリールのメンテナンスをするのが至福の時間です。

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エスタボガ「ボガグリップ」


フィッシュグリップは言わずと知れたボガグリップを使っています。

数年前にヤフオクで新品同等の品をお手頃価格でゲットしました。

正直最新のフィッシュグリップに比べると重いので持ち運びには少し不便ですが、耐久性は抜群。

使っていて壊れる気配は全くありません。

構造自体も非常にシンプルなので自分でばらしてオーバーホールもできます。

これぞ男の釣り道具という感じの武骨な見た目もお気に入り。

頑丈で気遣いなく無造作に使うことができる、これこそが良いフィッシュグリップの目安ではないでしょうか。

オリムピック「ヴィゴーレ」


バス用のロッドはオリムピックのヴィゴーレシリーズからベイトの68Hと、スピニングの64ULを愛用しています。

最近のロッドと比べると派手なコスメはないしロゴマークも地味です。

でもこの目立たず、印象にも残らないロッドだからこそずっと安心して使っていられる、そんな気がしています。

とは言えただ地味だから愛用しているというわけではなく、品質の高さに惚れ込んで使っています。

特に64ULは初めての琵琶湖釣行でロクマルを捕獲した思い入れの強いロッド。

これまでに何度もビッグバスを連れてきてくれた頼もしい相棒です。

ブリーデン「グラマーロックフィッシュ」


メバリングに本気で取り組もうと思った5年ほど前にブリーデンのレオン氏にあこがれて購入したのがこの「グラマーロックフィッシュ74エレクトロ」

これ一本でジグヘッドからプラグまで使用できる汎用性の高さ、軽いリグでも狙った場所へピンポイントで送り込めるキャスタビリティ、ショートバイトでも手に取るように感じ取れる感度で今でもバリバリの現役です。

ソリッドロッドと違って1グラム程度の軽量ジグヘッドでもライナー性の弾道でピンポイントに撃てるので、ロープなどのストラクチャーが多い鳴門エリアを主戦場にしているぼくにとっては欠くことのできない存在。

今となっては一昔前のロッドになってきた感もあるけど本当に良いロッドって古くなったからといってなかなか価値がさがらないもの。

中古市場でも未だに高値で取引されているのがその証拠とも言えますね。

ジョイクラフト「フローター」

こちらはブログをきっかけに仲良くさせてもらっている高知のグレバスターさんから譲り受けたジョイクラフト製のフローター。

香川県の小規模な野池には大袈裟なアルミボートよりも、コンパクトなフローターの方がぴったりきます。

ぼくのところに嫁いできたのが確か7年程前。

それから数えてもかなりの年月が経ちましたが今のところ大きなトラブルもなく使えています。

細かなパーツはパンドーで補修しながら使ったりもしていますが、ますます愛着が湧いてきて、今となっては自分の子どものようなかわいい存在です。

 

ノースフェイス「ラフィアハット」


こちらは愛用中のラフィア椰子で出来た帽子。

ぼくは頭が大きいのでキャップ系は超絶似合わず、ハット系でも試着してみたら頭が入らいない!ということが度々あるのですが、

この帽子は大きめのサイズなのでぼくの頭にもぴったり。

そしてその大きさのおかげでしっかりと太陽の光を遮ってくれるので夏場は非常に重宝しています。

さらにツバの外周にはぐるりとワイヤーがはいっているので自分の好みの形状に調整できるのが使いやすいです。

使い込むほどに素材が少しずつ柔らかくなって馴染んでいく様子は、あたかもデニムを育てているかのような楽しさがあります。

冒険用品「アルタミラ」


最近ハマっている冒険用品さんの速乾性の透湿ウェア「アルタミラ」は夏場の釣りには欠かせないウェアです。

高温多湿な日本ではこの手のウェアは快適なことこの上無し。

夏場家族で川に水遊びにいったときなどはこれを着たままドボンと川の中へ。

びしょびしょになっても帰る頃にはすっかり乾いていたのには驚きました。

釣りのウェアって汚れても良いように使い古したTシャツとかになりがちです。

普通のTシャツだと雨や汗で濡れるといつまでもジメジメとして気持ちが悪いくて、せっかくの釣行が「あーーー憂鬱!」ってなるけど、

質が良くて機能的な専用のウェアを着ることで1日快適に過ごせるようになります。

それに良いものを着ると気分もちょっと上がるので、ウェアにお金をかけるのはおすすめです。

スミス「ステンレスフィッシングプライヤー」


プライヤーはスミスのステンレスフィッシングプライヤーを使っています。

このプライヤーの特徴はとりたてて特長がないこと。

こういうシンプルなものこそが壊れにくく使いやすいです。

シンプルといっても機能性が劣るわけではなく、フックを外すための先端の突起もちゃんとあるし、素材もステンレス製なので錆にも強いです。

特に気に入っている所はその形状で、ノーズが長いので歯が鋭い魚でも比較的安全にフックを外すことができます。

ボガグリップにしてもそうですが、武骨な見た目だけど、それが逆に道具としての存在感を引き立ててくれます。

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モーラナイフ「コンパニオンMG」


こちらは魚を絞めたり捌くために最近購入したナイフ。

スウェーデン王室御用達公認を受けたナイフブランド「モーラナイフ」のコンパニオンMGというモデルです。

釣りメーカーから山系のメーカーまで様々なナイフを吟味してたどり着いた答えがこいつでした。

一流の道具を探そうというする時に、世界の王室が認めた道具に注目すると、老舗メーカーの質の高い道具に出会えることがあるのでおすすめです。

コンパニオンMGは、握りやすいグリップ、剃刀のようにするどい刃、これぞ北欧デザインという感じの無駄が無く機能的な形状で、非常に使い勝手が良いです。

高級なナイフなら同じような高性能なものはあるのですが、このナイフのすばらしいところはこれだけの品質のものがアンダー三千円で手に入るというところ。

遠征の時など釣行後すぐにメンテナンスできない状態だと、いくらステンレス刃の物を選んでると言っても錆びてしまうこともあるので、気兼ねなく使える点で非常に重宝しています。

オークリー「ピットブル」


サングラスはオークリーのピットブルを使用しています。

テンプルにゴーストシルバーの模様が入った日本限定モデルです。

いつかはこれにタレックスをと思いながら、度付きにしたいのでなかなか敷居が高く未だに入れられていませんが、今年こそはレンズ交換をしたいと思っています。

INX.Label「釣り人専用包丁」


男は不思議とナイフやら包丁やらといった刃物に惹かれるもの。

魚を捌く包丁にも拘りたいなぁと思ってた頃、レオンさんが老舗の包丁工房「忠房」にオーダーをかけたという釣り人専用包丁が発売され、これは一生ものだと確信して即購入しました。

睨んだ通り(というかレオンさんの目利きがすべてなのですが)その切れ味は抜群。

自分の手で砥ぎながら丁寧に使っているところですが、この包丁がきっかけで最近は料理も多少やるようになり、日々の生活のより豊かにしてくれました。

よく一生ものの~とか言いますが、この包丁は子の代、あわよくば孫の代まで受け継いでいきたいと思える程素晴らしい逸品。

これからも大切に使っていきたいと思います。

リコー「GRデジタル」


これは釣りというよりは、釣りブログを続けていく中でぼくにとって欠かせない道具です。

リコーのGRデジタル3というモデルなのですが、単焦点のため自分の足で被写体との距離を調整して撮影しなければいけない少し使う人を選ぶカメラです。

購入してから既に7年が経過していますが、これまで紹介してきた釣り道具同様、シンプルで飽きのこないデザインなので、これだけの年月が経過しても全く陳腐化することなく使えています。

最新のカメラには精細さではどうしても敵いませんが、このカメラは映りがすごく自然で、自分の目で見た風景をそのままに切り取ってくれるところがお気に入り。

手動で露出やシャッタースピードを調整できるので、あれこれ考えながら撮影する楽しみも与えてくれます。

設定が上手く決まったときなどは最新のカメラにも引けをとらないような素晴らしい映りを見せてくれます。

フローターなど濡れる釣りのときはオリンパスの防水カメラTG-2を使うこともありますが、それ以外はほとんどこのカメラで撮影しています。

最新のカメラに浮気したくなることもあるけど、このカメラを使わなくなるのが寂しくて結局ずっと使い続けている、それほど愛着のある道具です。

おわりに

長年釣りを続けてきてようやく見つけたぼくなりの定番の道具達の紹介でした。

今回紹介したものはどこに出しても恥ずかしくない、本当にお気に入りの道具ばかりです。

こうやって網羅してみるとどれもシンプルで質実剛健な道具ばかり。

長年使っても陳腐化しておらず、むしろ使えば使うほどに輝きを増していると感じます。

みなさんもああだこうだと思案しながら自分なりのベーシック探しを楽しんでくださいね。

ちなみに、なんでこんなの買っちゃったんだろっていう道具が家にたくさん眠っているという人は、買うトドアという買い取りサービスを使えば、査定、送料、手数料、キャンセル料無料で売れて便利ですよ。
それではまた。


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