ダイワ「17セオリー」と「17イージス」 おかっぱりでのバス釣りにおすすめなのはどっち?
今年はダイワから「17セオリー」&「17イージス」、シマノから「NEWコンプレックスCI4+」といったバスアングラーの間でもかなり人気が出そうなモデルも登場し、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
性能も見た目ももハイエンドクラスと比較してもほとんど遜色がない上に、
価格帯を超えたパフォーマンスを発揮するミドルクラススピニングリール。
今日はダイワの目玉「17セオリー」&「17イージス」について、おかっぱりでのバス釣りに使うならぶっちゃけどちらを買うべきか、個人的に思うところを書いてみたいと思います。
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「17セオリー」と「17イージス」の違い
ダイワのウェブサイトでチェックしたところ、「17セオリー」と「17イージス」の基本スペックは全て同じです。
マグシールドやATDドラグなど主要な機能は全く一緒だし、ベアリング数も同じ。
ただ価格は「17イージス」のほうが2000円ほど高くなっています。
フロロラインの使用に特化した「17イージス」
なぜかというと「17イージス」は「17セオリー」をベースに、バス釣りで使いやすいようにフロロラインに最適化されたリールなんです。
具体的に言うと次の2点
- ライントラブルを減らすために逆テーパーに設計されたスプール「ABS-R」
- フロロに最適化されたラインローラー「ツイストバスターⅡ(R)」
糸巻き量も「17イージス」の方がスプールの浅溝化によって細いラインが使いやすいラインナップとなっています。
おかっぱりでのバス釣りに使いやすいのはどっち?
で、ここまでを読むとみんな「やっぱりバス釣りならイージス一択だな!」って思うでしょ?
たしかに細いフロロラインを扱うバス釣りとってイージスは最高のリールだと思います。
でも一つ落とし穴があって、これって糸巻き量がベストな状態で使用した場合の話なんですよね。
これはぼくが昔「ABS-Rスプール」を搭載した初代イージスを使っていた時の体験談なのですが、使っているうちに明らかに飛距離が落ちてくるんですよ。
最初の頃はそれがなぜだかわからず悩みました。酷い時はリールが壊れたのかと思うほど飛ばないこともありました。
でもラインを巻き替えると飛距離が復活するんですよね。
そしてまた使っているうちにだんだんと飛距離が落ちてくる。
これの繰り返し。
で、ある時ふと気が付いたのが『これってスプールの形状に関係があるんじゃない?』ってこと
そう、「ABS-R」という極端に逆テーパーのスプール形状をしているため、ラインブレイクなどで残りのラインが減ってしまった状態に陥ると飛距離が一気に低下するんですよ。
ボートに何本も専用タックルを持ち込んで、ラインキャパもばっちりという場合なら全く問題はないでしょう。
でもおかっぱりの場合いつもそうはいかないですよね。
一本のタックルでジグヘッド、ノーシンカー、ワッキー、スモラバなど何度もリグを結びかえるので次第にスプールのラインが減ってきます。ライトリグの場合スナップも基本的には使いませんしね。
更におかっぱりの場合、ボートに比べてどうしても根がかりなどでラインを消費する確率も高くなります。
こうなると途端に飛距離が落ちて釣り辛くなってきます。
結局、ぼくの初代イージスはこの点が気になって手放してしまいました。
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【結論】おかっぱりなら「17セオリー」
というわけで個人的にはおかっぱりで使うなら「17セオリー」の方が買いだと思います。
「17イージス」になって飛距離の問題はある程度改善されているかもしれませんが、基本的な機構は同じなので、少なからずラインキャパが減ると影響は出てくると思うんですよね。まぁ実機で確認したわけではないのであまり断定するのもあれですが。
でも、なにも「17イージス」がダメだと言ってるわけじゃなくて、要はこれって使い方の問題。
いつもラインキャパをきっちりと管理できる人はイージス、そうじゃない人はセオリーの方が使いやすいんじゃない?ってお話です。
特にこの価格帯のリールって学生アングラーも多く使うと思います。
ぼく自身もそうでしたが、学生時代なんて頻繁にラインを巻き変えるお金もないので、スプールが透けて見えるくらいまで同じラインを使い続けているという人も意外と多いのではないでしょうか?
こうなると「17セオリー」の方が断然使いやすいと思います。
せっかく買ったリールなのに自分には合わなかったことにならないように…(←初代イージスを買った自分)
購入を検討中の人は、単にフロロだからイージスということではなく、そのあたりもよ〜く考えてみてはいかがでしょうか。
それではー。
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